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ベトナムのスタートアップ・エコシステムの台頭と投資機会
若い人口、豊富なエンジニア、旺盛なデジタル消費、政府の後押しに支えられ、ベトナムのスタートアップ・エコシステムは東南アジア有数のスピードで成長しています。フィンテック・EC・ゲームなど注目分野とエコシステムの担い手、出資・提携・M&A・開発連携という日本企業の機会、そして評価変動・ガバナンスのリスクを実務目線で解説します。

ベトナムへの製造業移転とハイテク投資の最新動向
China+1を背景にベトナムへの製造業移転が加速し、その質は低付加価値の組立から電子・精密機器といったハイテク製造へと変化しています。移転を駆動する構造要因、裾野産業に生まれる部品・素材・装置の投資機会、立地・パートナー選定の論点、そして賃金・電力・原産地規則のリスクまでを実務目線で解説します。

ベトナムの移転価格税制(TP):文書化義務と日系企業のリスク
ベトナムの移転価格税制(Decree 132/2020)は、日系現地法人の親子間取引(仕入・販売・ロイヤルティ・経営指導料・親子ローン)をすべて検証対象とします。関連者の定義(持株25%)、3層構造の文書化義務(Form 01・ローカル/マスターファイル・CbCR)、利息損金算入のEBITDA30%上限、免除規定、そして『薄利の製造子会社』が狙われる調査リスクと対応を実務目線で解説します。

ベトナムM&A後の組織統合(PMI):100日プランの作り方
ベトナムM&Aで買収価格に織り込んだシナジーは、クロージングでは実現せず、最初の100日間の組織統合(PMI)で決まります。ベトナム固有の最重要論点である法定代表者と社印の掌握、100日プランの3フェーズ(掌握・診断・実行)、統合管理室(IMO)、人材リテンション、会計統合、そしてPMI失敗の主因まで、実務目線で解説します。

ベトナムの個人所得税(PIT):駐在員の課税と社会保険
駐在員のベトナム個人所得税(PIT)は『居住者か非居住者か』で課税範囲も税率も一変します。183日基準の居住者判定、累進5〜35%と一律20%の違い、基礎・扶養控除、住宅・学費など現物給付の課税判定、タックスイコライゼーション、2018年末から外国人にも義務化された社会保険、日越社会保障協定の不在まで、駐在員管理の実務目線で解説します。

ベトナムからの撤退・清算(M&A出口含む):手続きとコスト
ベトナムは「入る」より「出る」ほうが時間も手間もかかります。撤退の選択肢(株式・事業譲渡によるM&A出口、解散・清算、支店・駐在員事務所の閉鎖)ごとの手続きとコスト、解散・清算の最大の関門である税務閉鎖、労務の整理、譲渡益課税、そして期間とコストを読み違えないための要点を、日系企業の実務目線で解説します。

ベトナムの労働法:採用・解雇・就業規則の実務ポイント
ベトナムの労働法(2019年労働法・2021年施行)は労働者保護が基調で、日本とは契約更新・解雇・就業規則の届出義務が大きく異なります。労働契約の2類型と有期更新ルール、職種別の試用期間、地域別最低賃金と残業上限、法定事由に限られる解雇と退職手当、10人以上で登録必須の就業規則、外国人の労働許可証まで、日系企業の実務目線で解説します。

ベトナムの知的財産保護:商標・特許の出願と権利行使
ベトナムの知的財産制度は商標も特許も『先願主義』のため、未登録のまま放置すると第三者にブランドを押さえられる商標冒認のリスクがあります。商標・特許・意匠・著作権の4類型ごとの出願・登録の実務、存続期間、マドリッド/PCT/ハーグの活用、そして行政措置を軸にした権利行使(エンフォースメント)まで、日系企業の目線で解説します。

ベトナムの法人税と優遇税制:適用条件と実務上の注意点
ベトナムの法人税(CIT)の標準税率は20%ですが、業種・地域・投資規模に応じた厚い優遇税制で実効税率を10%前後まで下げられます。優遇税率(10%・17%)、免税減税(4年免税+9年半減)、特別投資優遇の三類型と適用条件、そして2024年導入のグローバル・ミニマム課税(Pillar Two)が優遇に与える影響まで、日系企業の実務目線で解説します。

ベトナムの会計基準(VAS)とIFRS差異:日系子会社の対応
ベトナム会計基準(VAS)は2000年代前半のIASをベースとし、公正価値・減損・リース・収益認識・金融商品の各分野でIFRSと構造的に異なります。VASの法定帳簿ルール、IFRS導入ロードマップ(Decision 345/2020)、主要な差異、そして『VASで法定決算しIFRS/J-GAAPへ組み替える』二段構えの実務対応を、日系子会社の目線で解説します。
ベトナムの半導体・デジタル経済戦略:投資の論点
ベトナムは半導体とデジタル経済を次の成長エンジンに据え、後工程(ATP)を起点に設計・人材へと上流展開する国家戦略を進めています。バリューチェーン別の投資機会、日越連携という追い風、人材・優遇制度・電力という投資の論点、そして地政学・資本集約度のリスクまでを実務目線で解説します。

ベトナム鉄鋼産業が世界トップ10入り:産業構造の転換
ベトナムの鉄鋼産業は粗鋼生産量で世界の上位国へと駆け上がり、トップ10入りも視野に入っています。建設・インフラ・製造業が支える需要、熱延コイル(HRC)など高級鋼材の国産化という質の転換、高級鋼・設備・環境技術における日本企業の商機、そして供給過剰・通商摩擦・脱炭素のリスクまでを実務目線で解説します。

ベトナムのインフラ開発投資:官民連携と日系の商機
経済成長・都市化・製造業集積・電力需要が、ベトナムの道路・鉄道・港湾・空港・電力への投資を一斉に押し上げています。南北高速鉄道をはじめとする主要プロジェクト、官民連携(PPP)の枠組み、建設・設備・運営・出資という日系企業の商機、そして許認可・用地・需要リスクまでを実務目線で解説します。

ベトナムのサプライチェーン再編:チャイナ+1の実務
「チャイナ+1」はベトナムに最終組立を移すだけでは完結しません。本質は部材・原材料の調達構造まで含めた供給網全体の再設計にあります。立地・工業団地の選定、サプライヤー基盤の現地化、原産地規則とFTA活用、物流・リードタイム、リスク分散という5つの論点と、『中国依存の残存』を可視化して段階的に下げるロードマップを実務目線で解説します。

ベトナム不動産・工場取得のデューデリジェンス:土地使用権の確認
ベトナムで工場用地や事業用不動産を取得する際は、所有権ではなく『土地使用権(LUR)』を買うという前提を理解することが出発点です。土地使用権証(レッドブック)の照合、残存使用期間・支払形態、用途区分、建物の適法性、環境・消防コンプライアンス、そして株式取得と資産取得でのDDの重点の違いまで、不動産・工場取得のデューデリジェンスを実務目線で解説します。

ベトナム市場調査の進め方:スコープと手法
ベトナム市場調査の成否は、データ収集の前の『問い(リサーチクエスチョン)の設計』で大半が決まります。スコープと仮説の設計、二次調査(デスクリサーチ)、一次調査(現地フィールドワーク)、トライアンギュレーションによる分析と意思決定への接続まで、数字を鵜呑みにしないための市場調査の進め方を、手法の使い分けと期間・予算の見積もりとあわせて実務目線で解説します。

ベトナムの許認可と条件付き投資分野の実務
ベトナムでは『やりたい事業』が必ずしも『やれる事業』ではありません。外資の参入は、自由化分野・条件付き投資分野・禁止分野に区分され、条件付き分野では外資出資比率の上限、専門ライセンス(サブライセンス)、最低資本金などの条件が課されます。投資分野の区分、課される条件の類型、IRC・ERC・専門ライセンスの取得プロセスと所要期間まで、進出計画の入口で押さえるべき視点を実務目線で解説します。

ベトナムJVパートナー選定の実務:見極めと契約
ベトナムでの合弁(JV)の成否は、契約条項以前にパートナー選定と期待値のすり合わせで大半が決まります。なぜ合弁なのかという目的の明確化、『能力・健全性・相性』の3観点での見極め、実質所有者やキーパーソン依存を含むパートナーDD、そしてガバナンス・デッドロック・出口を定めた合弁契約(JVA)の設計まで、日本企業がつまずきやすいポイントを実務目線で解説します。

ベトナムの人材採用と定着(リテンション)の実務
ベトナムでは『採用できる』と『定着する』はまったく別の課題です。若く流動的な労働市場、転職が一般的な文化、ミドル・専門人材の不足という特性を踏まえ、職種階層別の採用チャネルの使い分け、選考の勘所、そして報酬という土台の上に上司・職場環境・成長機会・理念を積み上げるリテンションの実務を、日本企業がつまずくポイントとともに解説します。

ベトナムの流通チャネルと小売攻略の実務
ベトナム市場攻略の本質は、製品力以前に『どのチャネルで・誰を通じて・どう売るか』という流通設計にあります。近代的小売(モダントレード)と伝統的小売(トラディショナルトレード)の二重構造、ECとライブコマースの台頭、ディストリビューター(販売店)の選定と契約、チャネル別の攻め方、価格・販促の現地適応まで、小売攻略の実務を解説します。